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FXでは損失許容量を知る事によって冷静にトレードする事が出来ます

損失許容量

FXを行っている以上、時には負ける事もあると思います。もっとも、為替相場は常に変動しているため、勝てる時と負ける時がある事は仕方ありません。

ただ、負けるトレードにおいては、あらかじめ自分の損失許容量を知っておかないと、冷静にトレードする事が出来ずに気が付けば大きな損失を出していたという事態にもなりかねません。

それほど、FXにおいて自分の損失許容量は重要になってくるのです。そこで、この記事では何故損失許容量が重要なのか?について解説します。

損失許容量とは?

この損失許容量ですが、それは

●FXにおいて自分の損失を許容できる量のこと

になります。ちょっと分かりづらいかも知れませんので、例を挙げて解説します。

 

例えば、現在FX口座内に10万円の証拠金が入っているとします。当然、この10万円が無くなってしまうとFXを続ける事が出来なくなってしまうため、損失可能な資金は10万円未満という事になります。

ただ、この損失許容量はFX口座内の全ての資金の量ではなく、1回の取引で許容可能な損失金額の事になります。その理由としては、口座内全ての資金を対象にしてしまうと、すぐに証拠金が無くなってしまう可能性があるからです。そのため、この損失許容量については、

●1回の取引における許容量

になります。そこで、話を戻しますが、この損失許容量は1回の取引において、為替レートが自分の考えていた方向とは反対方向に進んだ場合、どの程度の損失までであれば許容する事が出来るのか?その金額になるのです。

ただ、この損失許容量については、FXを行う方によって異なるため、他人の損失許容量が1万円だから自分も1万円という考えではいけません。

損失許容量とは自分の精神状態を反映している

実は、この損失許容量と自分の精神状態には密接な関係があります。というのも、保有しているポジションの含み損が1,000円であれば、自分の精神状態には全く影響が無いかも知れません。

ただ、その後の為替レートの動きによって含み損が5,000円になってしまった途端、自分に焦りが出てきてしまう=精神状態が悪化してしまう事が良くあるのです。

 

そこは、やはり自分の証拠金を使ってFXを行っている以上、含み損が膨らめば膨らむほど、段々と精神状態が悪化してくる事は仕方ありません。

しかし、あまりに含み損が大きくなってしまうとロスカットになる可能性があるため、どこかのポイントで決済する必要があります。そして、この含み損を決済するポイントこそが、自分の損失許容量となるのです。

損失許容量は実際に取引を行って決める

この損失許容量を図る上で必要不可欠な事があります。それは、実際のFX取引において、自分のFX口座内の証拠金が含み損によってどんどん減っていく過程の中で

●もうこれ以上は無理

という金額を確認する事です。というのも、含み損によって証拠金が減っていく過程の中において自分の精神状態を確認する事は、実際の取引でしか行えないからです。

そのため、この損失許容量を確認するためには、デモトレードではなく実際に取引を行い、その中で見つけ出す必要があります。

まとめ

FXでは、利益を伸ばす事も重要になりますが、それ以上に損失を最低限に抑える必要があります。ただ、自分の損失許容量が分かっていないと、ズルズルと損失が拡大してしまう可能性があります。

そのため、実際の取引では、自分の損失許容量を確認した上で、そのポイントには必ずストップ注文を入れて下さい。